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ディズニー映画から見るアメリカの「契約社会」



ディズニー映画を観ていると、「契約」というものがよく出てきます。

日本社会ではこの「契約」はけっこう曖昧なものなのですが、アメリカ社会では「契約は絶対である」という社会なのです。

たとえば『アラジン』でジーニーがジャファーと契約を交わして暴れまわります。
これは自分の意思と反して行っている行動なのですが、ジーニーはジャファーとの「契約」に縛られてジャファーの手下になります。

次に『リトルマーメイド』
アリエルがアースラと契約をして声を失います。代わりに尾ひれを足に変えてくれます。

『シンデレラ』では、夜の0時になると魔法がとけるという契約。

『ピーターパン』では、フック船長は捕らえた子供達に対して、契約にサインをすれば殺さずに仲間にしてやるという描写があります。

契約は絶対です。


逆に日本の昔話などでは、「絶対に見ないでくれ」と言っているにも関わらず、約束を守らずに見てしまうという描写が多いです。
これは古事記でも見られる描写です。

日本は空気(ニューマ)で動くので、「契約」という概念はもともとないのです。

ディズニー映画からいかにアメリカが「契約社会」であるかを見ることができます。

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ディズニー : Comment (0)

ディズニーの独立国家⑧人を集めるためには



ディズニーランドにはとにかく人が集まります。

それはカップルもいれば家族、さらに一人で来る人もいる。
彼らは何を望むのでしょうか?

人間の根本から考えると、「人を一定の場所に集める3大要素」があります。
これは「水」「光」「音楽」です。
この3つがあると人が集まります。
人間が本来求めるものはこの3つである。

この3つ、全て最高の材料で備わっている場所。
それがディズニーランドという場所なのである。

国をつくるために必要な、さらに根本的な要素はこの3つではないでしょうか。

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ディズニー : Comment (0)

ディズニーの独立国家⑦宗教



国になるにあたって大事なことのひとつは思想。宗教です。

まずディズニーは聖典宗教かそうでないか。
私は聖典宗教だと思います。

ディズニーのバイブルはディズニー映画です。
ある程度浮き沈みのパターンが決まっており、悪役がヒドい目に合い、必ずハッピーエンドで終わります。
その悪役を倒すものが魔法やファンタジーであり、最終的には隣人愛でハッピーエンドを迎えます。

さらにそのバイブルを盛り上げるために音楽が使われます。
このディズニー音楽の力が凄まじいほどに我々に訴えてきます。
ディズニー音楽に関しては大切なことなので、また後日説明したいと思います。

では、ディズニーは一神教か多神教か。
ディズニーには様々なキャラクターが登場します。
ミッキー、ドナルド、スティッチ、ダッフィーなどなど。
これらのキャラクターは個性的でカラフルであり、それぞれのファンがいます。
そういった部分では多神教ではあるのですが、その総支配人はミッキーマウスなのだと思います。
どれだけスティッチが好きでも、ダッフィーが好きでも、ジーニーが好きでも、ミッキーマウス以上の存在はディズニーにはありません。
ディズニーランドの中でのミッキーマウスの存在感はまさに神の域に達するものがあります。

そういった意味ではディズニーはミッキーマウスの一神教であり、さらに偶像崇拝でもあります。

この骨組みの中で似ている宗教がキリスト教ではないでしょうか。エートスもあります。

しかしキリスト教の肝にあたる予定説や救済はありません。予言者もいません。

ただし、現代社会から逸脱したファンタジーやエンターテイメントを提供する場としてはものすごく宗教要素が強いことは事実です。

独立国家として立派な宗教要素は既にあるのではないでしょうか。

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ディズニー : Comment (0)

映画「誰も知らない」から見る社会システム依存



久しぶりに映画「誰も知らない」を鑑賞しました。
柳楽優弥さんがカンヌで男優賞を取った作品です。

すごくよくできた映画です。

母親が4人の子供を見捨てて育児放棄をするのですが、その残された子供たちがこの社会の中を生きていく映画です。

「現代社会のシステムに依存せずに生きる方法」=「リアル」がわかりやすく描かれています。

私達はお金を稼いで、そのお金で光熱費を払い、食べ物を買って生きている。
これが私達が今生きている社会のシステムです。
このシステムが当たり前という前提で生きています。

しかし子供達はお金の稼ぎ方も知らない。
人との付き合い方も知らない。
この社会システムの中で生きていく方法がわからないのです。

私はこれが「リアル」だと思う。

人間本来の生き方とは、集団で社会を形成し、その中で生きていく。
別次元の人間がその社会に飛び込んだ時、社会に適応していけなくなるのである。
その適応できない社会から排除された者が自殺者であったり路上生活者であったりする。

この「誰も知らない」の子供達は別の社会を生きているのである。


私はこの映画は、現代社会から排除された者を救済する映画だとも思う。
「こういう生き方・新しい生き方があるんだよー」と問いかける映画でもあるのではないでしょうか。

この現代社会システムが生きにくいのであれば、同じ場所で新しい空間に別の社会をつくればいいのである。

これが「リアル」の生き方である。

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集団的自衛権



閣議決定で集団的自衛権が使えるようになりました。

世界平和と唱えていれば世界平和になるのであれば、そんな楽な方法はありません。
むしろ世界平和と唱えて第二次世界大戦がおこりました。
平和主義者がおこした戦争が第二次世界大戦です。

本当に世界平和にしたいのであれば、戦争をしること。戦争を勉強すること。これにつきます。

戦争という言葉を聞いて拒否反応を示すのであれば、平和など訪れません。

集団的自衛権を使えば戦争に巻き込まれるのであれば、今世界中は戦争であふれていますよね?

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軍隊・自衛隊 : Comment (0)