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映画「誰も知らない」から見る社会システム依存



久しぶりに映画「誰も知らない」を鑑賞しました。
柳楽優弥さんがカンヌで男優賞を取った作品です。

すごくよくできた映画です。

母親が4人の子供を見捨てて育児放棄をするのですが、その残された子供たちがこの社会の中を生きていく映画です。

「現代社会のシステムに依存せずに生きる方法」=「リアル」がわかりやすく描かれています。

私達はお金を稼いで、そのお金で光熱費を払い、食べ物を買って生きている。
これが私達が今生きている社会のシステムです。
このシステムが当たり前という前提で生きています。

しかし子供達はお金の稼ぎ方も知らない。
人との付き合い方も知らない。
この社会システムの中で生きていく方法がわからないのです。

私はこれが「リアル」だと思う。

人間本来の生き方とは、集団で社会を形成し、その中で生きていく。
別次元の人間がその社会に飛び込んだ時、社会に適応していけなくなるのである。
その適応できない社会から排除された者が自殺者であったり路上生活者であったりする。

この「誰も知らない」の子供達は別の社会を生きているのである。


私はこの映画は、現代社会から排除された者を救済する映画だとも思う。
「こういう生き方・新しい生き方があるんだよー」と問いかける映画でもあるのではないでしょうか。

この現代社会システムが生きにくいのであれば、同じ場所で新しい空間に別の社会をつくればいいのである。

これが「リアル」の生き方である。

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アナと雪の女王



先日「アナと雪の女王」を観に行きました。
吹き替え2Dと字幕3D・計2回観ました。

率直な感想として、
まず、「陛下」と国民から呼ばれる女王には人権はありません。
日本でも天皇陛下は国民ではありません。

人権のない「陛下」と呼ばれる女王が『ありのままの自分になる』と言って国を捨て、自由の身になるということはありえません。あってはいけないことです。

さらに、国へ戻ってきた女王に国民が歓迎するわけがありません。

あの「let it go」は女王が歌ってはいけない曲です。
ただ、音楽の力はすごいもので、この映画の音楽だけで人をひきつけてしまいました。

音楽のすごさがわかる映画です。

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