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« ディズニーの独立国家⑤国民 | 政治家の過激発言 »

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ディズニーの独立国家④空間



テーマパークの「空間」についての考察です。


一般的に「舞台芸術」と呼ばれるものには「ステージ」と「客席」でわかれています。

劇場空間の中では:
「ステージ」は「非現実世界」
「客席」は「現実世界」
となります。

観客は「現実世界」から「非現実世界」を観て聴いて、感動に酔いしれます。
「ステージ」と「客席」には境界線が引かれているのです。

その境界線をなくし、観客をステージへ上げた空間がテーマパークである。

舞台芸術で観客を感動させるためには凄まじい作品・演出力が必要となる。
なぜなら「客席」と「ステージ」の世界が違うからです。
境界線を超えて感動を伝えるためには一体感が必要になるのです。
その一体感をつくる作業が難しいのだ。

しかし、テーマパークのように境界線をなくすと、自ずと一体感が生み出され観客は手に取るように感動を受け入れることが可能になる。

実際にディズニーランドでは、従業員のことをキャスト。園内をオンステージと呼んでいます。
舞台も役者は「役を生きる」のです。

つきつめれば我々も「日本」というステージ空間で「日本人」を生きているのである。

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